舞鶴港まで

H17.7.8(金) 晴れ時々くもり 走行距離450km

朝8:40出発。9時前には山陽自動車道に入る。

これからは長い長い高速の旅路。セローの最も不得手なコースである。


平均時速85kmで走り、パーキングエリアごとに休憩を入れる。
こうしないと人間・セローとも持ちこたえられない。


昼頃岡山県に入る。吉備SAで給油。店員さんは皆60前後のおっさんである。
(リストラの波が押し寄せているのだろう。)


リアの自作ボックスを見て、おっさんAが私に「どこまで配達ですか。」と尋ねる。
「北海道まで・・・」と答えようと思ったが、哀れみの視線を感じたため「舞鶴まで・・・」と答えた。


おっさんAは舞鶴がどこにあるかわからないようで「ふうん」との反応。
ちょっぴり悲しい。

リア自作ボックス

ステッカーが歴史を感じさせる。

ふたがすぐ開くのがポイント。

全天候仕様である。

昼からは照りつける太陽のせいで、ますますペースダウン。気温は30度を超えている。
人間・セローとも「ぜーぜーはーはー」あえぐように進む。午後3時姫路を超える。


午後4時山陽道に別れを告げ中国道から舞鶴自動車道へ入る。


ここからは対面交通がある嫌な道。後続車のあおりが恐怖である。
京阪神ナンバーは気のせいか幅寄せして抜いていく車が多い。
蚊トンボのようなセローにはこれは結構な恐怖である。

リア自作ボックス取付部分のアップ

午後4時30分西紀SAにて休憩。愛媛ナンバーのサイドカー付きBMW、広島ナンバー3台がいた。
広島ナンバー3台のうち、2台は山口(光市、周防大島町)の出身だそうである。
これらの皆様とは当然同じフェリーに乗ることとなる。


彼らを見送った後、ベンチで30分ほど仮眠。その後最後の気力を振り絞り出発。


舞鶴西で高速を後にする。料金所のおじさんから「遠くから来たね〜お疲れ様」とねぎらいの言葉をいただく。いいおじさんだ。(おっさんAとは大違い)


午後6時30分舞鶴港前島埠頭に到着。

100円ショップで購入したドリンクホルダー

単車は数えるほどしかとまっていない。


北海道ブームは過去のものかと思っていたが、日も落ち1台また1台とやって来る。
関西のライダーが仕事を終えて駆けつけて来るようだ。


午後11時には約60台ほどになっていた。
その中の唯一の山口ナンバーのXJR乗りに話しかける。
彼は私の故郷に在住しており、後日同業者であることが判明する。世間は大変狭い。

舞鶴港前島埠頭フェリーターミナル

日付がかわったころ新日本海フェリーあかしあへ乗船開始。

バイクはタラップをあがるのではなく、なんと地下へ下っていく。


新フェリーでは地下へ単車専用スペースができていた。荷物は全部単車から降ろすように指示される。
さっさと降ろし、すでに用意しておいたカバンを持ちダッシュで乗船。
2等の少しでもよい場所を確保するためだが、結局同じ部屋の乗客は5名とガラガラであった。


出港まで入浴可能なため、即座に浴場へ。2番手で入浴。(貴重品はコインロッカーへ預けるべし)
9日の午前1時30分出港。
同じ頃泥のように眠りについた。

乗車を待つ単車たち

 

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