斜里〜ウトロ(知床)〜羅臼〜相泊

〜羅臼〜開陽台〜摩周湖〜弟子屈

H17.7.12(火)  くもり→晴れ→くもり→晴れ 走行距離370km

朝7時出発。楽しみにしていた道東なので心がはずむ。

天気予報が晴れなのも心強い。

朝もやの中の知床国道334号線を順調に東進する。


早朝のため誰もいないオシンコシンの滝を満喫する。

滝のそばまで行ってみた。

水量が豊富で豪快である。

オシンコシンの滝

ウトロを過ぎ知床峠入り口でお約束の一枚。
17年前に行った厳冬の知床が懐かしい。この時は知床峠をスノーモービルで越えた。

零下20度で睫毛まで凍った記憶がある。

今日は温泉三昧を計画していたので、まず1湯め、岩尾別温泉へ。
ここは木漏れ日を浴びながら入浴できるので落ち着ける。
っと楽しみにしていたが、先客がいたためあえなく退散。

知床林道に向かうも、完全封鎖。
知床五湖は駐車料金がとられるようでさっさと退散。

知床峠入り口

霧が晴れ知床連山の頭がのぞいているのを確認し、いざ知床峠へ。


高速コーナーをいくつもクリアすると、いつの間にか空は真っ青!


目の前には雪渓がまだ残る羅臼岳!感動!


晴れている知床峠は何年ぶりだろう。一時の感激にふける。

雪渓がまだ残る羅臼岳

羅臼側に目をやるとそこは一面の雲海!北方領土が頭だけのぞかせている。


写真を何枚も撮りながら羅臼側へ下り、本日の2湯め、熊の湯へ。
ここでは道北の道の駅で出会ったZZR1100乗りさんと出会う。
私は熱くて入浴できなかったが、彼はすずしい顔をして入浴していた。
身体は真っ赤っかだったが・・・


熊の湯の後は、本日の3、4湯めである相泊温泉瀬石温泉へ向かう。
相泊温泉では岡山から来たライダーと出会う。
飛行機にバイクを積むスカイツーリングで来たそうである。
ZZR1100乗りさんもやって来た。
2人ともちょうどいい湯加減だと言っていたが、私には熱い。
私は温泉めぐりには向かないのかもしれない。


瀬石温泉は、清掃のため湯を一旦抜き再度入れているところだった。
湯がたまるまでは、まだ時間がかかるとのことだったので残念ながら退散。
4湯め、薫別温泉へ向かう。

知床峠から望む羅臼側の雲海


羅臼から標津へ向かう道になると急に寒くなる。
湯冷めかと思っていたが、道路の気温表示は12度。どうりで寒いはずだ。
道東の太平洋側はいつも寒い。セイコーマートでホット紅茶をのみ元気をつける。

7年前さんざん迷った薫別温泉も当時を記憶を元に行くと簡単にたどり着いた。
急斜面をロープを頼りにすべり降りるとそこには懐かしい湯船が!
しかしあまりにも高温のため入浴できそうもない。ここも残念ながら退散となる。

次は5湯め、川北温泉
しまったダートでオンロード車でも楽勝である。ここも残念ながら高温すぎあえなく退散。
今日はついていない。
しかし、体力的なことを考えると「連続入浴はさけるべし」との神の声だったのだろう。
川北温泉からは来た道をもどらず、開陽台へ近道となる方へ向かう。
ヘアピンの峠越えとなり結構楽しめる。

峠を越えた後はダートのストレートとなりまたまた大満足。
オフ車ならではの風景と出会えた。

ストレートダート


開陽台はライダーの聖地からいまや一大観光地となっていた。
駐車場は観光バスで埋め尽くされ立派な展望台やらレストハウスやらが出来ていて
これまた足早に退散する。


いつの間にか羅臼、標津の寒さは薄れ、空には晴れ間ものぞいている。

いよいろ本日の6湯め、からまつの湯へ。
新道ができていたため結構迷ったが、新橋の手前に旧道入り口があった。
ここは湯加減もよくゆっくり疲れをいやす。
太ったお兄さんとやせたお兄さんとの入浴であった。


ここで本日の宿をとほ宿の「ひとつぶの麦」にすることを決める。
実は昨日のライダーハウスでよく眠れなかったため、体力回復のためのとほ宿への宿泊である。

開陽台



このころには空は晴れ渡り元気100倍。裏摩周、神の子池、摩周湖を巡る。

裏摩周は湖が近いが木々が茂り展望の邪魔をする。
過去には湖面に降りる道があったが、現在は進入禁止で道自体も自然に帰りつつある。
湖面にあった鹿の頭蓋骨はいったい誰がおいたのであろうか?

神の子池に行くダートは穴ぼこだらけでオンロード車はしんどいと思われる。
地元山口には秋吉台の近くに別府弁天池という池があるが、水の青さでは別府弁天池の方が上である。

神の子池は穴ぼこダートを無理していくまでのことはないと個人的には思われた。

霧のない摩周湖はやはり美しい。青い湖面に吸い込まれそうである。
晴れた摩周湖を拝める幸運をかみしめざるを得ない。

霧のない摩周湖(多少モヤあり)


夕方6時に「ひとつぶの麦」に到着。


出迎えてくれたのは、なんとからまつの湯につかっていた太ったお兄さん!
ここでも旅の縁を感じる。


ここでは同宿者達と楽しい夜を過ごすことが出来た。


夕食も豪華で4杯もご飯をおかわりしてしまう。ビールも大瓶1本飲み干し満足満足。
夕食後は無料の宴会もあり、梅酒、ソフトカツゲン等がのみ放題。
でナンと料金は1泊2食3,500円。実にいい宿である。


宿泊者は全員年寄り(不惑をすぎた私が最年少)のため10時には就寝。

ひとつぶの麦

 

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