稚内〜宗谷岬〜稚内〜オロロンライン〜石狩

H18.7.11(火)   晴れ時々くもり 走行距離390km


7:50出発。

ライダーハウスから3分もかからないノシャップ岬へ行ってみる。

すると利尻島が看板の向こうに見えるではないか。

ノシャップ岬は過去に5回訪れているが、初めて見る光景に感激する。


利尻島が見えるノシャップ岬

この勢いで昨年霧で何も見えなかった利礼の丘を目指す。

稚内公園からぐいぐい登っていく。

昨年同様道を間違えキャンプ場に突入してしまう。進歩無しだ。

気を取り直しやっとダート入り口に到着。

入り口からはしばらくは、もともと1車線幅しかないが両脇の木々が茂り0.8車線ぶんしかない。

ややガレた急坂のきついカーブを登りきると、突然目の前に利尻島が出現する。

感動!

利礼の丘1(目の前に突然現れる利尻島)

バイクを500m先の終点で止める。

目立つ利尻島の隣に平べったい礼文島があることに気が付く。

青い海に性格の異なる2つの島、そして目の前の草原のコントラストが美しい。

草原の中には黄色い花々も咲き乱れ、彩りを添えている。

これぞ絶景。来てよかった。

しばらくボォッ〜と景色を眺める。

 

利礼の丘2(利尻島と礼文島と草原)

帰りに稚内公園に立ち寄った。

九人の乙女の碑が泣けてくる。
(昭和20年8月20日、樺太真岡電話局に勤務する「皆さんこれが最後です さようなら さようなら」の言葉を残して青酸カリを飲んで自決した九人の乙女の慰霊碑)
 
稚内公園は他にも氷雪の門、測量の碑、樺太犬供養塔などがあり、あなどれない観光スポットだ。
 
あちこちに植えられている花々もきれいだった。


九人の乙女の碑

続いて稚内から宗谷岬に向かった。

稚内まで来ると無性に行かなればならないような気がするポイントだ。

宗谷岬手前で宗谷丘陵に入る。

丘の中を快走する。途中にお決まりの風車がたくさんある。

行き止まりまで行ってみようと思ったが、飽きたので引き返し宗谷岬へ下る。

途中の草原と海が美しい。

宗谷丘陵

5分後宗谷岬に到着。

過去7度、12度と凍える宗谷岬ばかりだったが、今日の気温は23度。

ゆったりと日本最北端の碑の前で写真の順番待ちに並ぶ。

沖に浮かぶ樺太の姿も見ることができた。


日本最北端の碑

満足して宗谷岬を後にし、気になっているオイル交換をするため稚内に戻る。

レッドバロンのバイクステーションに立ち寄るが、メカニックが旭川へ応援に行っており

対応できないと丁寧にお詫びされる。

稚内市内に入りバイク屋さんを発見!飛び込みでオイル交換を依頼する。

かつてセローに乗っていたとのことで話もはずみ楽しい一時を過ごす。

おんぶセローも元気になったところで、しつこく前々日も通ったオロロンライン経由で南下することに決定。

(これぞライダーの性か?)

残念ながら曇ってきたが、オロロンラインから利尻島、礼文島の姿を拝むことができた。



オロロンラインから見た利尻島、礼文島

後は行けるところまで南下を続けた。どこにも寄らず黙々と南下する。

小樽まで行こうとも思ったが、明日の天気予報が最悪だったため無理しないことに決定。

手前の石狩のライダーハウスKAZEを宿泊地に決定する。

このライダーハウスはなんと無料だ。17:30ライダーハウスKAZEに到着。

時間をつぶすため、バイクで1分の温泉に行く。

露天があってきれいでなかなかいい温泉だった。

暗くなるまで休憩所で景色を眺めたりテレビを見たりして時間をつぶす。

暗くなったためコンビニで弁当とビールを買い込みライダーハウスKAZEに戻る。

今日も同宿者はいない。

21時ごろ恐れていた雨が降り出した。

雨の音と風の音が不気味だったが、酔った勢いで就寝。

ライダーハウスKAZE

 

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